
| 1971年,イタリア/西ドイツ 原作:ジョルジョ・バッサーニ(フィンツィ・コンティーニ家の庭) 制作:ジャンニ・エクト・ルカーリ、アーサー・コーン 監督:ヴィットリオ・デ・シーカ 脚本:ヴィットリオ・ボニチェッリ、ウーゴ・ピッロ、ヴィットリオ・デ・シーカ、チェザーレ・サヴァッティーニ 撮影:エンニオ・グァルニエリ 音楽:マニュエル・デ・シーカ 上映時間1時間34分、イーストマンカラー・ヴィスタサイズ,伊語。 公開1971年、日本公開1971年10月9日 1971年度ベルリン映画祭グランプリ・作品賞, 1971年度AAPA(全米映画記者協会)外国映画作品賞・監督賞(ヴィットリオ・デ・シーカ)・主演男優賞(ヘルムート・バーガー)・主演女優賞(ドミニク・サンダ) 1972年度フィルム&フィルミング誌新人女優賞(ドミニク・サンダ) 1972年度アカデミー外国語映画賞 出演: ドミニク・サンダ(ミコル)l リノ・カポリッキオ(ジョルジョ) ヘルムート・バーガー(アルベルト) ファビオ・テスティ(マルナーテ) ロモロ・ヴァリ(ミコルの父) 第二次大戦の色合いが濃くなりつつある’38〜’43まで北イタリアの古都フェルラーラを舞台に生きた若い世代の愛と悲しみと別れを描いた作品。 広大な屋敷、フィンツィ・コンティーニ家の娘ミコルに招かれた若者たちの中にジョルジョがいた。幼いころユダヤ教会で会った二人は淡い思いの記憶があった。ミコルの弟アルベルトは病弱で繊細な神経を持ち、門からは一歩も出ず、ただひたすら姉を異常なまでに慕い、心を許す唯一の友はプレイボーイのマルナーテだった。 ナチズムによるユダヤ人迫害が色濃くなってきたころ、ミコルに思いを寄せるジョルジョだったが、近づけば遠のき遠ざかると思えば微笑をよこすミコルに苦しめられる。 第二次大戦がはじまり、ある予感に襲われたジョルジョが、コンティーニ家の庭に忍び込み、小屋の中でミコルと抱き合う出兵前夜のマルナーテの姿を目撃してしまう。 高熱にあえぐアルベルトが死んだ。葬列の中の喪服のミコルを、街角から見送ったのがジョルジョが彼女を見た最後だった。 ユダヤ狩りが始まり、コンティーニ家の人たちも抑留所におくられた。そこで、ジョルジョの父と会ったミコルは、母と妹を連れ遠くに逃げたジョルジョの無事を知る。 ミコルたちの行く手には、ナチの収容所とガス室が待っていた。 ”ヴォーグ”のモデルをしていたドミニク・サンダの本格的な映画初出演作品。 ドミニク・サンダより7つも年上のバーガーは,それまでの役柄と異なる、彼女扮するヒロインの姉を異常なまでに慕う病弱で繊細な弟役を見事にこなしていた。 |
1998.12.09UP
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