Helmut Berger - Ich
Ein Leben der Extreme
ヘルムート・バーガー『私(Ich)』
破天荒な生活
|
出版される前から、この本は一大センセーションをまきおこしていた。それも、著者がヘルムート・バーガーとあっては当然のことかもしれない。彼が語る自由奔放な生涯の物語は、波瀾万丈、エロティックで赤裸々、登場人物の顔ぶれからも興味津々の読みものとなっている。オーストリアのザルツマーグート生まれの若者はロンドンからローマ、そして、ハリウッドへと向い、いまや忘れがたい映画俳優となった。ヘルムート・バーガーが親しくした人物には、ロミー・シュナイダー、リズ・テイラー、ミック・ジャガー、バート・ランカスター、カトリーヌ・ドヌーヴ、シルヴァーナ・マンガーノ、そして、イタリアの名監督、ルキノ・ヴィスコンティなどがいる。ヴィスコンティとは、その1976年の突然の死まで12年間にわたって親密な愛人関係にあった。
映画『地獄に堕ちた勇者ども』や『ルートヴィヒ』の主人公のように、彼の生涯はスキャンダルと奇行の連続であった。しかし、彼がひたすら求めていたのは愛されることだけだった。映画スター、上流階級、ヨーロッパの貴族たちが折りなす,放埒な1970年代の真唯中の、エロティックでわくわくするような、波瀾万丈の物語である。
ヘルムート・バーガー『私(Ich)』
自伝・320ページ・写真多数
ウルシュタイン書店
|
|
| この文章はドイツのメディアサービス(98/10)に載った『Ich』の宣伝文を,『ベルイマン自伝』
(新潮社)の訳者・木原武一氏に翻訳していただき掲載許可をいただいたものです。 |
|